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気になるインフルエンザの型とは

インフルエンザの予防接種を受ける場合、A型かB型かなど流行が予測される型が気になりますよね。
実はインフルエンザにはもう一つ、C型という型があります。
つまり全部で3種類なのですが、C型が話題に上らないのは、例え人間に感染しても健康に問題が出ないためです。
そのため気にしなければならないのはA、Bの2つだけで、とくに種類が非常に多いA型はパンデミックを引き起こす可能性も指摘されています。
ちなみに、インフルエンザウイルスはRNAウイルスです。
ウイルスにはDNAウイルスとRNAウイルスの2種類がありますが、RNAウイルスは遺伝子が不安定である分、変異のスピードが非常に早い特性があります。
そのため宿主の免疫系やワクチン、薬などをかいくぐり、すぐに耐性を身につけるとても厄介なタイプです。
B型は比較的軽症になりやすく、一定数の割合で重症化することはあるものの、より深刻なのはA型だと考えられています。
インフルエンザの予防接種には、A型が2種類、B型が2種類入っています。
ワクチンを接種しても発症してしまう場合はありますが、ワクチン接種には発症を防ぐ目的と、重症化を防ぐ目的の2つがあることを理解することが大切です。

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